ペイ*デ*フェのファッションショーに行ってきました。



女装の私が、ペイ*デ*フェファッションショーに行きました。








ペイ*デ*フェのデザイナーりむちゃんには、私が大阪から東京に出てきた時からお世話になっている気がします。かわいい服で楽しませてもらったり、イベントに行かせてもらったり、楽しい妄想のお話しをしたり。いつ話しても妖精で、世の中の色々を引き受けてしまうような人です。私が勝手に思ってるだけかもしれませんが、強烈な母性を持っている人です。





ペイ*デ*フェは昨年、中野ブロードウェイの4階に出店。そしてあれよあれよとお客さんは増え、ついにファッションショーです。勢いを感じます。その勢いを、余すところ無くショーにした。22日、23日共に見させていただいて、私はそう感じました。








22日は、画家レオノール・フィニをイマージュした作品群でした。妖精が魔法をかけた世界は顔を白く塗った銀色の存在(本原章一さん博美さん)の舞踏から始まります。ペイ*デ*フェの魔法をかけらた服がこれからこの場所に産み落とされる、そのための儀式のよう。コルセットでしめあげられたキャストが私たちの前を歩きます。ゆっくりとしたその動きが、観ている人全てに魔法を振りまいていく。その強烈な魔法には中和が必要です。その為に、舞踏は幾度と無く繰り返されます。そして、舞踏にまで魔法はかけられ、魔法を帯びた服を着た白塗りの銀色が舞う。気が付くと、私たちは一時間以上、妖精りむちゃんの魔法の世界にいたようです。





猫の柄が横に添えられたゴブランのコルセットは、ラックにかけられている姿もトルソーにつけられた姿もキャストが実際に着ている姿も可愛い。先日購入したゴブランのスカートに合わせて着たい。








23日は”風船をモチーフにイノセントな浮遊感のある作品”が繰り広げられました。前日と同様に整理券番号を元に入場。真っ暗なステージには足ふみオルガンと、それに結び付けられた風船が見えます。その横、左右にペイ*デ*フェの服を着せられたおかっぱのぜんまい仕掛けのお人形…ではなく女の子(廻天百眼の大島朋恵さん紅日毬子さん)が、ショー開始の合図も無いのにお人形のような動きをし続けています。しばらくすると犬のジョンさんが現われ音楽を披露。そしてショーがはじまりました。前日とはうってかわったヴィヴィッドな色の服たちが、風船を持ったキャストと共に私たちの前を歩きます。私個人が好きなのはこうした浮遊感のある可愛さでした。私が着たらどうなるかな、って全ての服を見ながら考えていました。ショーの合間の廻天百眼のお二人の動きは、どこまでが現実でどこまでが夢なのかを曖昧にしてしまいます。目の前を歩いているキャストは人間なのか機械仕掛けのマネキンなのかわからない。








結局2日共、りむちゃんの魔法の世界で夢を見ていました。現実感があるのはあの子の笑顔と、部屋にある風船と、パラボリカビスの近くにある中華料理だけ。素敵な2日間をありがとう。ペイ*デ*フェの服を着るたびに、この2日間の魔法が蘇りそうです。








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