『Tweet Me Love, SPUTNIKO!』展に行ってきました。



女装の私が、スプツニ子!さんの初個展、表参道GYREの『Tweet Me Love, SPUTNIKO!』展に行ってきました。





この展示や作品は、なんというか、うまく説明できないのがもどかしい。説明しようとした時点で自分が作品になってしまっているのです……作品そのものが「生きている」状態で、その状態を維持し続けられていて、つまり生きていて、この展示や展示が引き込んだ人や空気を少しでも認識した「私」はすでに作品の一部になっており、その「私」が発信した情報が全て作品となり、周囲を少しずつ巻き込んでいくという、なんとも不気味で気持ちのいい展示でした。





内容はこうです。





スプツニ子!さんは2011年1月で終了した「東京アートミーティング トランスフォーメーション」@東京都現代美術館に出展されていました。(「寿司ボーグ☆ユカリ」「カラスボット☆ジェニー」「生理マシーン、タカシの場合。」)作品は展示され、話題を呼びましたが、これらが制作された過程には着目されませんでした。twitterで呼びかけて集まった中から「この人だっ」という人とメールでコンセプトのやりとりを進めて何度もメールをし詳細を詰め、東京で、初対面の映像作家と作り上げたのが「生理マシーン、タカシの場合。」の動画。インターネットが可能にした制作過程の大きな変化を、スプツニ子!さんは伝えたかった。





そんな折、GYREでの展示の話しが舞い込みました。





スプツニ子!さんにとってはトランスフォーメーション展が終わってすぐの展示のお誘い。何を展示すればいいのか・・(多少脚色しておりますが)悩みに悩み頭を抱えて苦しみました。その苦しみはまるで○○のようで▽▽を伴いスプツニ子!さんの記憶に××に○○で▲▲を◎◎しました。(脚色終了)一晩悩んだ末、東京都現代美術館で見せることができなかった「過程」を展示することに決めました。





スプツニ子!さんはtwitterで展示を手伝ってくれる仲間を募集。集まった仲間に『キュレーションから運営まであなたたちに丸投げします!』と全てを委ねました。議論が重ねられました。展示映像が決定しました。フライヤーが完成しました。展示が実現しました。呼びかけから展示までの期間は約1週間。ゼロから1週間で展示が実現したのです。





スプツニ子!さんはtwitterという道具を使い、制作過程の時間/場所の制約を実際上無くし、制作の様式を新たに形成したのではないでしょうか。『Tweet Me Love, SPUTNIKO!』展で展示されている作品は、その様式を私たちに見せてくれていると同時に、私たちを引き込み続けています。twitterという道具を通じ、作品は常に「私」の注目や発言を収集します。スプツニ子!さんと仲間たちは、twitterを通じて収集された注目や発言から作品や展示に様々な要素を追加。作品は「生きている」状態となり続け、「私」たちは作品の一部であることを、柔らかく実感し、奇妙な安心を手に入れる。





…長くなりました。作品である制作の過程はtwitterで#tweetmeloveを検索してください。そこで見つけることができる、スプツニ子!さんとスタッフとのやりとり全ては『Tweet Me Love, SPUTNIKO!』展の作品の一部です。#tweetmeloveを使って何か、スタッフやスプツニ子!さんへ質問や感想をつぶやいてください。作品の一部となり、それは、「生きている」作品に新しい要素を加えます。表参道GYREの3階にあるギャラリーEYE OF GYREでは、そのつぶやきが作品の一部になっている状態を確認することができます。2月20日までの展示です。お急ぎください。









スプツニ子!


http://www.sputniko.com/









EYE OF GYRE ヴァレンタイン企画「愛の部屋」Vol.2


Tweet Me Love, SPUTNIKO!


開催場所:EYE OF GYRE GYRE 3F 


渋谷区神宮前5-10-1


開催期間:2月10日(日)~2月20日(日)


開場時間:11時~20時


http://gyre-omotesando.com





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