2011/04/02

blacksheepのライブでした。3/8(火)新宿PIT INN



SFについて考える事が多くなりました。blacksheepというトリオのライブを、新宿PITINNで見てから。DJまほうつかいこと西島大介さんがtwitterでつぶやいていたライブでした。何気なく、スガダイローさんの名前を見て、そういえばヴィヴィアン佐藤さんが何度かブログで触れていたなあというくらい。そんな無知極まりない状態で聞いた私は強烈にSFを意識するに至りました。





渋さ知らズなどで活動されるバリトンサックス吉田隆一さん、トロンボーン後藤篤さん、ピアノスガダイローさん。ドラムレス。荒れ狂う風のような音が静かに染みこんでくる感覚は、小説や映画に引きこまれていく感覚に近い。”すくわれる”よりも”取り込まれる”に近い感覚。今まで意識していた現実と非現実/確かさと不確かさが(もちろん、お酒のせいもあるけれど)無意味になる。





とにかく気持ちがいいのです。





2枚目のアルバムのレコ発ライブでした。ジャケットは西島大介さんの絵。収録曲のタイトルの中に2009年に亡くなられたSF作家J.Gバラード氏、栗本薫氏の作品タイトルがありました。『時の声』『滅びの風』この2つを選ばれた理由は「共に私にとって「SFとはなにか?」さらに「フィクションとはなにか?」を考える上で非常に重要な作品」だから。吉田隆一さんはblacksheepのブログで書かれています。





このブログを、私は3/11以降に書きました。吉田隆一さんが言う「SFとはなにか?」をもやりもやりと頭の上に浮かべて日々過ごしていた矢先の被災です。バリトンサックスを響かせていた吉田隆一さんの考えるSFの「定義」は、震災後、とても不思議な意味を与えてくれています。





「あなたの生が無価値で無意味であることを受け入れた上でなお誇りを持って生きよ」





あの日を思い返せば「対峙」に近いライブでした。音楽について書けていませんね。すいません。音楽を聞きにいった、楽しんだ、という感覚が無いんです。生き様を見た。blacksheepと話し込んだ。対峙した。そんな感覚に近い。酒でも飲まなきゃやってらんない。あ、これがジャズなのかい?