女装の私が、六本木アートナイト Roppongi Art Night を見てきました。TwitterのTimeLineを眺めているとあれこれ意見の分かれるイベントでしたね。とにかく、六本木らしいお祭りだったのではないでしょうか。何年か、長く続けば六本木というまちに作用するでしょう。
例えば私は「六本木が浄化されている」という言葉を目にしました。何(A)を何(B)から浄化するのか、「浄化」を考える人によって(A)と(B)は違う単語が入るでしょう。「浄化」を言う人は六本木に課題を感じ、アートナイトがそれに作用している、もしくはしていくであろうと期待しています。
例えば「六本木が活性するだろう」という言葉を目にしました。六本木は活性していないのでしょうか。ある時点の、六本木が最も元気だった時期と比較すると今は減ってしまったと言う人がいます。私はこの夜、お腹が空いたのでラーメン屋に入りました。普段以上のお客さんの入りに店員はパニック状態。隣に座っていた地元のおじちゃまらしき人のオーダーはなかなか来ません。おじちゃまは連れのスナックのママにぼやいていました。「なんだよもう、人多すぎじゃねえか。」手にはアートナイトのチラシがありました。「それなんじゃないの?」ママはチラシを奪い、開きます。「なんだかよくわかんねえなあ。ふ〜ん。あ、なんだ商店街の組合が関わってんじゃねえか。」悪ぶっていたおじちゃまは急におとなしくなりました。そして店の人に何ら言いがかりをつけることなく、その状況(客がたくさんいる状況)を楽しむようになりました。
私個人は、こういったお祭りは苦手で、そもそも夜遊びが苦手な年齢にもなってしまいましたし。夜通しであることを楽しめませんでした。しかしながら、このイベントがまちに何か作用している、六本木らしいイベントであったことは確かです。続けることが大事。
墨東まち見世にも参加いただいた事のある池田さん。この作品が今回もっとも楽しめました。いるいるこういう窓の向こう。バナナ一つで盛り上がる事ができる窓の向こう。六本木ってなんだか一夜のパーティーナイト。
遠藤一郎さんお疲れ様でした。未来へ号が六本木に来たのは2回目でしょうか。あそこまで素直に人に向き合える人が、この一年、日本を縦断しながら人と触れ合うのはつらいこともあったでしょう。たくさんの人のサポートと、そしてご自身の強い気持ちがあったからできたのだと思います。Islandの伊藤さん、清水さん、そして冠ちゃん、お疲れ様でした。(直接私が言えるのは顔と名前を知っている人だけなので全員ではありません。恐れ入ります。)
例えば私は「六本木が浄化されている」という言葉を目にしました。何(A)を何(B)から浄化するのか、「浄化」を考える人によって(A)と(B)は違う単語が入るでしょう。「浄化」を言う人は六本木に課題を感じ、アートナイトがそれに作用している、もしくはしていくであろうと期待しています。
例えば「六本木が活性するだろう」という言葉を目にしました。六本木は活性していないのでしょうか。ある時点の、六本木が最も元気だった時期と比較すると今は減ってしまったと言う人がいます。私はこの夜、お腹が空いたのでラーメン屋に入りました。普段以上のお客さんの入りに店員はパニック状態。隣に座っていた地元のおじちゃまらしき人のオーダーはなかなか来ません。おじちゃまは連れのスナックのママにぼやいていました。「なんだよもう、人多すぎじゃねえか。」手にはアートナイトのチラシがありました。「それなんじゃないの?」ママはチラシを奪い、開きます。「なんだかよくわかんねえなあ。ふ〜ん。あ、なんだ商店街の組合が関わってんじゃねえか。」悪ぶっていたおじちゃまは急におとなしくなりました。そして店の人に何ら言いがかりをつけることなく、その状況(客がたくさんいる状況)を楽しむようになりました。
私個人は、こういったお祭りは苦手で、そもそも夜遊びが苦手な年齢にもなってしまいましたし。夜通しであることを楽しめませんでした。しかしながら、このイベントがまちに何か作用している、六本木らしいイベントであったことは確かです。続けることが大事。
《ヤヨイちゃん》《リンリン》(新作、六本木アートナイト2011年委嘱作品)
タムラサトル 《六本木マシーン》
志村信裕 《jewel》
志村信裕 《jewel》
久野ギル 《The Antmaster》
久野ギル 《The Antmaster》
草間彌生《ヤヨイちゃん》《リンリン》(新作、六本木アートナイト2011年委嘱作品)
テイ・トウワ DJプレイ
草間彌生《ヤヨイちゃん》《リンリン》
草間彌生《ヤヨイちゃん》《リンリン》
ホアン・スー・チエ 《オーガニック・コンセプト》
ホアン・スー・チエ 《オーガニック・コンセプト》
ホアン・スー・チエ 《オーガニック・コンセプト》
泉 太郎 《糸ミミズのためのスケートリンク》
泉 太郎 《糸ミミズのためのスケートリンク》
泉 太郎 《糸ミミズのためのスケートリンク》
チームラボ×高橋英明 《浮遊する楽器》
チームラボ×高橋英明 《浮遊する楽器》
池田光宏《by the Window "六本木アートナイト2012バージョン"》
池田光宏《by the Window "六本木アートナイト2012バージョン"》
墨東まち見世にも参加いただいた事のある池田さん。この作品が今回もっとも楽しめました。いるいるこういう窓の向こう。バナナ一つで盛り上がる事ができる窓の向こう。六本木ってなんだか一夜のパーティーナイト。
SPECIAL LIVE MUSIC curated by Musicity Tokyo
オオルタイチ×珍しいキノコ舞踏団
SPECIAL LIVE MUSIC curated by Musicity Tokyo
オオルタイチ×珍しいキノコ舞踏団
遠藤一郎《未来へ号 RAINBOW JAPAN2012》
遠藤一郎《未来へ号 RAINBOW JAPAN2012》
遠藤一郎さんお疲れ様でした。未来へ号が六本木に来たのは2回目でしょうか。あそこまで素直に人に向き合える人が、この一年、日本を縦断しながら人と触れ合うのはつらいこともあったでしょう。たくさんの人のサポートと、そしてご自身の強い気持ちがあったからできたのだと思います。Islandの伊藤さん、清水さん、そして冠ちゃん、お疲れ様でした。(直接私が言えるのは顔と名前を知っている人だけなので全員ではありません。恐れ入ります。)
《AIR CUSHION SHOW》
ヴィヴィアン佐藤さんが津村耕佑さんの企画に参加されていました。この夜は少し肌寒かったのを覚えています。「寒くないですか?」と聞くといつもの怪しい優しい笑顔で「暖かいのよ」と返すヴィヴィアンさん。2時間ちかく六本木ヒルズ内にこの格好でいらっしゃったとか。歩く家ですね。
志村信裕 《赤い靴》
東京ミッドタウン5周年記念アート『いつつのゆびわ』
【クリエイティブプロデューサー】
坂巻善徳 a.k.a. sense
【アートディレクター】
GwaGwa
【六本木アートナイト特別演出】
Sawako
【音響デザイン協力】
Fly Sound、Taguchi
Antenna《ジャッピー御輿》
Antenna《ジャッピー御輿》
Antenna《ジャッピー幸せ玉》
Yotta Groove 《花子》
牧野永美子+山崎裕治 《純情のこみち》
《命の足跡》
Antenna《六本木六世堂》
Antenna《六本木六世堂》
青木美歌 《syringe(IDNo.3 Y.S.)》
冒頭で真面目な事を書いていたらそれぞれの作品について触れる体力が無くなってしまいました。いや、言い訳に聞こえるかもしれませんが、作品について一つ一つ説明する事はアートナイトには必要ありません。六本木に夜通し居る理由を人に与えることができただけで、素晴らしいのですから。